木島医院

草加市谷塚の産婦人科,女性診療科,漢方治療  木島医院   院長 木島一洋 

〒340-0023 埼玉県草加市谷塚町648-1
TEL 048-925-1919


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冷え性

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東洋医学的な観点からの冷え性予防

食事

漢方では「医食同源」といって、日ごろの食生活も医療に通じるという考えがあります。
 食品は陰性食品(身体を冷やす食品)、陽性食品(身体を温める食品)、中性食品に分類されます。本来はどれかに偏ることなく、バランスよく摂るべきですが、冷え性の方は陽性食品を多く摂って身体を温めるようにしましょう。

 

身体を冷やす食べ方

  • 甘いものの摂り過ぎ
    糖分は即エネルギーになるので、冷え性の人は好む傾向がありますが、身体を冷やします。甘いものは頭を使った後や、神経疲れには有効ですが、少量で大丈夫なのです。甘いものの量が多過ぎると冷えを助長させます。
  • 食べ過ぎ
    勘違いされそうですが、暴飲暴食は身体を冷やします。胃が冷えている人は食が細く、また無口になりがちです。胃が熱い人はたくさん食べて冷やそうとします。
  • 水分が多い野菜、果物
    レタス、きゅうり、トマトなどサラダに使われる野菜は身体を冷やします。果物も冷やすものが多いので、冷える人は程々にしましょう。
  • カリウムが多い食品
    キュウリ、トマト、ナス、スイカ、パセリ、ホウレンソウ、アボガド、ワカメ、昆布、インスタントコーヒーなどは身体を冷やしてしまいます。
  • 葉もの野菜
    ビタミンを豊富に含んでいて身体には良いのですが、根菜よりも陰性度が高いのです。茹でて火を通すことで、温めることができます。
  • タンパク質不足
    肉、魚、タマゴ、豆製品などタンパク質は筋肉を作る材料です。筋肉が少ないとエネルギー代謝が落ちて冷えやすくなります。
 

陽性・陰性・間性の食品区分

陽性食品(身体を温める食品:赤・黒・硬い)
塩(天然塩) / 梅干し / たくあん / 塩から / 明太子 / みそ / しょうゆ / チーズ / 牛肉/ イワシ/ サバ / サンマ / エビ / 日本酒 / 赤ワイン / 焼酎のお湯割り / 長ネギ / 玉ネギ / ニラ / ニンニク / ショウガ / 根菜類 / レンコン / ヤマイモなど / 黒豆 / 黒ゴマ / 紅茶
間性食品(黄色)
玄米 / 黒パン / 蕎麦 / 黒砂糖 / ハチミツ / イカ・タコ / カボチャ / サツマイモ / イチゴ / リンゴ / サクランボ / ブドウ / プルーン / 大豆 / 小豆 / 納豆
陰性食品(身体を冷やす食品:青・白・柔らかい)
精白砂糖 / 酢 / 牛乳 / 植物油 / マヨネーズ / カレー / 清涼飲料水 / コーヒー / 緑茶 / ビール / アイス / 菓子類 / 豆腐 / トマト / もやし / 葉菜類 / レタスなど / キュウリ / 熱帯・温帯・南方の果物 / バナナ / パイナップル / マンゴー / 柿 / レモン / スイカ / ウリ

※身体を冷やす食べ物も、加熱すれば、身体を温める
青野菜、果物などの身体を冷やす食べ物も、熱を加えたり(炒める、煮る)、塩を加えたり、水分を抜いたりすると、身体を温める食べ物に変わります。生野菜は温野菜に、牛乳は温めて飲むなどの工夫をすると変わります。





 

生活習慣の中の冷え性予防


入浴

シャワーだと身体の中までじっくり温めるのは難しく、身体を冷やしやすくなります。41℃前後の湯船に20~30分じっくり入った方が、身体の芯まで温まります。ぬるめのお湯は副交感神経を優位にさせてリラックスさせます。常に緊張気味の人にはおススメの入浴法です。



運動

身体の熱は、筋肉でさまざまな酵素がはたらくことで作られています。また、筋肉に栄養やエネルギーを運び、老廃物を運び去るのは血液です。運動をして筋肉を増やし、血流をよくすることが大切です。


ストレス解消

クヨクヨしやすいタイプ、また自分では自覚がなくても頑張りすぎてストレスになっている場合など、身体が冷えやすくなります。深呼吸や軽い体操もストレス解消には効果的です。


薬を控える

化学薬品は身体を冷やしますので、必要以上に使わないほうがよいでしょう。鎮痛剤や抗炎症剤など症状を抑える薬にばかり頼っていると、その場はしのげても根本から治している訳ではないので、だんだん治りづらくなります。

2017-07-16 20:37:00

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漢方での冷え性改善

漢方での冷え性改善

冷え性によく使われる生薬

  • トウキ
    養血、子宮の機能調整などの働き。
  • シャクヤク
    補血、止痛、抗菌作用などの働き。
  • センキュウ
    活血して気をめぐらします。止痛効果もあり。
  • ブクリョウ
    健胃、胃中の水滞を調節します。
  • ビャクジュツ
    健胃、利水効果。
  • タクシャ
    膀胱に働きかけ利水します。
  • ケイシ
    陽気を補い経を温めます。
  • ゴシュユ
    芳香健胃、水毒による頭痛、嘔吐に使われます。
  • タイソウ
    脾胃を温め補います。
  • ショウガ
    脾胃を温め補います。ショウガを干したものを乾姜といい、
    身体の内から温めます。
  • 高麗人参、霊芝
    血液、自律神経、ホルモンバランスに働きかけ、複合的に温めます。高麗人参は漢方の上薬にも分類され、安心して長く飲めると言われています。

 

高麗人参

主要成分はジンセノサイドで、免疫システムを活性化し、正常に調整します。また赤血球を柔らかくして、毛細血管のスミズミまで血液を流します。造血、エネルギー増強、自律神経の調節作用もあります。

高麗人参イメージ

高麗人参の効果

①体力、精神力を強化、体温上昇 ②疲労防止、細胞の寿命を延ばす ③胃腸の強化 ④肺の働きを良くする ⑤免疫力の増強 ⑥老化防止、体をみずみずしく ⑦代謝アップ ⑧性ホルモン、副腎皮質ホルモンの分泌を活発に、甲状腺機能を調節 ⑨心臓と血管系の調整、血圧の正常化、造血作用、コレステロールの減少 ⑩血糖を正常に ⑪悪性腫瘍の増殖、転移の予防

霊芝

霊芝の成分には、ガノデランA 、ガノデランB、ヌクレオチド、ボルバトキシン、有機ゲルマニウム、糖タンパク、β-D-グルカンなどあり、免疫や自律神経を正常に調整します。血小板凝集抑制作用で血液をサラサラに、冷え性にも効果的です。

霊芝イメージ

霊芝の効果

①アレルギー:ヒスタミン遊離抑制と副腎の機能を高めることで、Ⅰ~Ⅳ型のアレルギー体質を改善
②悪性腫瘍:腫瘍組織のまわりの血栓を除いて制ガン剤の効果を高める。霊芝の血栓抑制作用により、突然死の予防、痛みの緩和に役立つ。特に紅蔘との併用はおすすめ。
③気管支喘息、慢性気管支炎 ④狭心症、心筋梗塞 ⑤高血圧 ⑥低血圧 ⑧高脂血症 ⑨脳卒中 ⑩前立腺肥大 ⑪痔 ⑫糖尿病 ⑬帯状疱疹 ⑭ジンマシン ⑮膠原病 ⑯リウマチ ⑰白血球減少症 ⑱神経衰弱 ⑲ストレスの改善 ⑳老化防止

2017-07-15 22:43:00

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冷え性とは? ~漢方での「冷え」のとらえ方~

さまざまな病気の根本に”冷え”が関わっています

冷え性イメージ

 

冷え性は、体の中に栄養や熱、力が足りない状態で、漢方では「虚証(陰性)」といわれます。低血圧、貧血、胃潰瘍、胃炎、胃ガン、潰瘍性大腸炎は、冷え性に多い病気です。うつ病、神経症、自殺なども陰の心から生じ、体のむくみも冷えのある陰性体質から起こるものです。
 女性は多くの方が陰性体質になりますが、男性でも先に挙げた病気をお持ちの方は、基本的に陰性体質であると考えてよいでしょう。

 一方、陽性は、身体が温かく、「熱症」ともいい、体内に栄養が充実した状態を指します。漢方では「実証」といわれます。
「万病の原因は冷え」という面から考えると、陽性の人は身体が温かく、つまり冷え性ではないのだから、健康ではないかと思われるかもしれません。しかし、陽性の人にも実は冷えがあり、それがもとで病気になります。
 陽性体質の人は、若い頃には栄養も熱も十分あるため、ほとんど病気とは無縁の健康体のことが多いようです。しかし年齢とともに血管の内壁にコレステロールや中性脂肪などが過剰に沈着し、動脈硬化を起こして高血圧、脳卒中、心筋梗塞などの病気を起こしやすくなります。また、ガンや痛風、糖尿病、脂肪肝も栄養の摂り過ぎからくる病気です。

 では、このような陽性の人が病気を招く冷えとはどのようなものなのでしょうか。陽性の人は体内に十分熱があるにも関わらず、燃焼すべき栄養過剰物、老廃物がそれ以上に多すぎるために完全燃焼できてないのです。結果的に熱が不足するので、冷えていることになります。
 身体は、陰性と陽性の中間にある間性の状態が望ましく、健康な状態といえます。

 

低体温からくる症状、病気

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頭痛、たちくらみ、めまい、耳鳴り、鼻炎、くしゃみ、

鼻水、咽痛、咳、不眠、イライラ、肌荒れ、ジンマシン、
肩こり、肋間神経痛、肺、風邪をひきやすい、
食欲不振、吐き気、便秘、下痢、腹痛、ガスがでる、
下腹の痛み、膨満感、腰痛、腰の冷え、頻尿、残尿感、
膀胱炎、生理不順、無月経、月経困難、生理痛、
不正性器出血、不妊、陰部湿疹、かゆみ、むくみ、
足がだるい、しびれる、関節痛、膝の痛み、はれ、
正座ができない、手足の冷え、手足のほてり、レイノー病


 

冷え性と低体温の違い

手足の冷えなど自覚症状のあるのが「冷え性」、体の内部が冷えているのが「低体温」です。
「低体温」は気付きにくいので注意が必要です。手足はポカポカでも体の内部は冷えていることがあります。腋下の+0.9~1.0℃が深部体温と云われています。

2017-07-14 22:34:37

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東洋医学からみた冷え性の原因

 「気・血・水」がまんべんなく身体を循環することが、健康の基本と考えます。

冷え性には、4つのタイプがあります。
1.気虚-エネルギーが不足しているタイプ。
2.血虚-全身を流れる血液が不足しているタイプ。
3.瘀血-血液がドロドロして滞っている状態。中高年以降、瘀血が増える傾向があります。
4.寒湿-水毒を持っているため身体が冷え、むくみ、めまいになりやすいタイプ。

 

体温の仕組み

身体の熱は筋肉でさまざまな酵素がはたらいて作られています。筋肉に栄養やエネルギーを運び、老廃物を運び去るのは血液です。冷たい外気にあたると、身体は手足の血管を収縮させて熱を逃がさないようにします。

 

自律神経からみた冷え性の原因

深部体温を37.2℃に保つために、身体を活動させるアクセル役の交感神経と、リラックスさせるブレーキ役の副交感神経があり、お互いがシーソーのように交互にバランスよく働くことで、体内の体温が保たれています。交感神経過剰になっても、副交感神経過剰になっても、身体は冷えてしまいます。

 

ホルモンのバランスからみた冷え性の原因

脳の視床下部はホルモンのバランスをとっています。甲状腺ホルモンや副腎皮質ホルモンの分泌が増えると、代謝が亢進して熱を産み出します。ホルモンのバランスが崩れると、体温のコントロールを失って冷え性になります。

 

女性に冷え性が多い理由

  • 女性特有の生理で一時的な貧血状態に。
  • 卵胞ホルモンと黄体ホルモンの入れ替わりで、不安定になりがち。
  • 更年期には女性ホルモンの減少から、バランスが崩れやすくなります。
  • 女性は一般的に、熱を発生する筋肉が少なく脂肪が多い為に、冷えやすい体質です。脂肪は温まりにくいので、「太って汗かきなのに、冷え性」という方も多いのです。
 

40代、50代以降に身体の不調が現れるのは

40代、50代から、不規則な生活、神経疲れやストレス、運動不足、体を冷やす食生活など長年の良くない生活習慣の害が現れてきます。また、親から受け継いだ体質も、この時期から現れてくるのです。また、「腎虚」といって、年齢を重ねることで身体の内分泌機能、免疫機能は低下してきます。
 若いころは多少無理をしても平気ですが、積み重なってくると身体は様々な警告を出してくるのです。

2017-07-13 22:30:00

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